エクセルだけで十分…と思っていませんか?
「エクセルは使えるけど、プログラミングは難しそう…」
そう感じる方は多いと思います。特に50代の方の中には、
「今さら新しいことを覚えるのは大変」と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、Python(パイソン) はエクセルととても相性が良い言語です。
マクロより簡単で、たった数行で作業を自動化できます。
この記事では、エクセル派でも理解できる言葉で、
Pythonの最初の一歩をわかりやすく紹介します。

Pythonを使うと、エクセルの「手作業」を自動化できます。
- 集計や平均を一瞬で計算
- データを自動でグラフ化
- 繰り返し作業をワンクリックで実行
Pythonは「パソコン作業を楽にするツール」として、
事務仕事や家計管理など、日常の延長線上で活用できます。
Pythonはエクセルの延長線上で学べる。数式を覚える感覚でOK!

Pythonを始めるとき、難しい設定は必要ありません。
エクセル派におすすめなのが Google Colab(グーグル・コラボ) です。
- Googleで「Google Colab」と検索
- 「新しいノートブック」をクリック
- すぐにコードを書いて実行できる
これだけでPythonを始める準備は完了です!
ソフトのインストールや設定は一切不要です。
「百聞は一見にしかず」。
さっそくPythonを動かしてみましょう。
Colabのセルに次のコードを入力してみてください👇
print("Hello, Excelユーザーのみなさん!")
▶️(実行ボタン)を押すと、下に
Hello, Excelユーザーのみなさん!
と表示されます。
これがあなたの 最初のPythonプログラム です🎉
Pythonは、エクセルの関数と似た動きをします。
まずは平均を求めてみましょう。
scores = [85, 90, 78, 92]
average = sum(scores) / len(scores)
print("平均点:", average)
出力結果:
平均点: 86.25
エクセルの =AVERAGE()
と同じこと をしているのがわかりますね。
Pythonでは、sum()
(合計)とlen()
(個数)を組み合わせるだけでOKです。
Pythonには「pandas(パンダス)」という強力なツールがあります。
エクセルの表を扱うように、データを整理・集計できます。
import pandas as pd
data = {"名前": ["田中", "佐藤", "鈴木"],
"点数": [80, 92, 75]}
df = pd.DataFrame(data)
print(df)
print("平均点:", df["点数"].mean())
出力結果:
名前 点数
0 田中 80
1 佐藤 92
2 鈴木 75
平均点: 82.33333333333333
まるでエクセルの表のようですね!
しかも、平均を求めるのも1行で完了です。
今度は、実際のエクセルファイル(例:「家計簿.xlsx」)を読み込んでみましょう。
import pandas as pd
df = pd.read_excel("家計簿.xlsx")
print(df.head()) # 先頭5行を表示
これで、エクセルを開かなくても中身を確認できます。
このあと、合計やグラフ作成も自動でできるようになります。
Q:英語が多くて難しく感じます
A:Pythonで使う英単語は数個だけです。
たとえば print(表示)
、sum(合計)
、import(読み込み)
。
意味がわかればすぐ慣れます。
Q:覚えることが多くて続かないかも…
A:1日5分でもOK。「動かしてみて楽しい!」と思えたら十分です。
Q:Pythonを覚えたら何ができる?
A:Excelの自動化、データ分析、AI活用など。
これから10年、確実に役立つスキルです。
- Pythonはエクセルユーザーにぴったり
- たった数行のコードで「作業が自動化」できる
- 50代からでもまったく遅くない
プログラミングは「難しい技術」ではなく、
あなたの時間を取り戻す道具 です。
おつー
SEshopは、エンジニアやクリエイター向けの技術書や実用書が充実しているオンラインストアです。最新の技術トレンドを学びたい方におすすめ!
